クレジットカード現金化は現在では現金化業者に依頼するのが一般的です。しかし自分でクレジットカードの現金化を行うこともできます。
しかし、自分でクレジットカード現金化をしてリスクを高めてしまったり、損をしてしまったりするような状況は避けたいですよね。
現金化にはカード利用停止リスクがあり、何も知らずに挑戦すると危険です。
そこでこの記事では、以下についてまとめています。
- 自分でクレジットカードの現金化を行う手順と業者で行う方法との違い、高換金率な商品一覧、商品ごとで現金化を行う方法
- 自分で現金化してもリスクの低い方法
自分でクレジットカード現金化を行うのは、換金率を高めるのに向いている分、カード会社に現金化目的で決済していることがばれやすくなります。
ぜひメリットや注意点をすべて押さえた状態で、どのようにクレジットカード現金化を行うか判断してください。
自分でクレジットカード現金化を行う一般的な手順
自分でクレジットカード現金化を行う一般的な手順は以下の通りです。
- 換金率の高い商品を買う
- 購入した商品を売る
- 現金を受け取る
それぞれ解説します。
換金率の高い商品を買う
クレジットカード現金は、クレジットカードで商品を購入して販売した金額を現金で受け取るため、換金率の高い商品の購入が必要です。
換金率の低い商品を購入してしまうと、ただでさえ損をしてしまうクレジットカードの現金化でさらに損をしてしまいます。
ぜひこの記事で換金率の高い商品の一覧と各商品の現金化を行う手法を確認してください。
購入した商品を売る
自分でクレジットカード現金化を行うには、購入した商品を売る手順が必要です。商品を売る方法は買取業者に依頼するか、自分でフリマアプリやオークションサイトを利用します。
購入した商品を高く売れる場所を探すことと、実際に高く売る方法を自分で行うのは手間にはなりますが、その分換金率を100%以上にできる可能性もあります。
現金を受け取る
商品が売れたり買取できたりしたら、現金を受け取ります。店舗型の買取店であれば現金を手渡しで受け取れますし、フリマアプリやネットオークション、オンライン型の買取店であれば銀行振込で現金を受け取れます。
業者を利用すれば、最短10分などで現金振込を行ってもらえるため、自分でクレジットカード現金化をする場合は、多少の時間がかかることは頭に入れておきましょう。
クレジットカード現金化を自分で行うか業者を利用するかの違い
自分でクレジットカード現金化を行うか業者で行うべきか見比べる表を作成しました。
自分で現金化 | 現金化業者の利用 | |
換金率 | 60%〜95% | 65〜85% |
スピード | 1日以上1週間以内ほど | 最短10分から数時間 |
手軽さ | 商品選びや売却の手間がある | 業者にすべておまかせ |
リスク | カード会社にばれやすい | 業者が低リスクの商品を選定 |
上記の表から総合すると現金化業者を利用するほうが、安全で早いです。しかし、少しでも換金率を高めたいのであれば、自分で現金化を行うほうが良いでしょう。
高換金率な商品一覧
自分でクレジットカード現金化を行うのに、おすすめの高換金率な商品は以下の通りです。
商品 | おおよその換金率 |
新幹線回数券 | 70〜95% |
JCBギフトカード | 90〜98% |
VISAギフトカード | 85〜98% |
Amazonギフトカード | 60〜86% |
クオカード | 90〜95.5% |
普通切手 | 60〜90% |
JTB旅行券 | 90〜94% |
JAL旅行券 | 88〜90% |
H.I.S旅行券 | 93〜94% |
ロレックス(時計) | 86% |
金(装飾品) | 75〜80% |
Nintendo Switch | 50〜70% |
プレイステーション5 | 50〜70% |
Xbox | 50〜70% |
デジカメ | 〜87% |
iPhone | 〜92% |
ルイヴィトン(ブランド品) | 〜92% |
エルメス(ブランド品) | 85% |
以上が高換金率な商品のおおよその換金率です。ただし、こちらは換金率の高い買取店などで取引した場合の額です。例えばNintendo Switchをブックオフなどの大手買取店に買取を出しても換金率は90%超えになることはありません。
以上の商品を利用した具体的な現金化方法を次の章で紹介します。
自分でクレジットカード現金化を行う具体的な方法
自分でクレジットカードの現金化を行う方法は、冒頭でも紹介した通り、高換金率な商品をクレジットカードで購入して、換金率が高くなるところで販売することです。
商品ごとに一つずつ解説します。
新幹線回数券
新幹線回数券を使ったクレジットカード現金化は、駅の窓口などで新幹線回数券をクレジットカードで購入してください。駅の窓口とは、みどりの窓口などです。次に購入した新幹線回数券を街の金券ショップで売却を行います。需要のある新幹線回数券は、6枚綴のものです。買取価格は発着場所で変わります。詳しくはアクセスチケットの新幹線回数券の買取価格が紹介されているページを参照してください。
新幹線回数券は、カード会社の不正検知システムに引っかかりやすいと言われており、昔から現金化目的で利用されてきた商品です。しっかりと購入した目的を考えて、もしカード会社から不正利用確認の電話がきても対応できるようにしておきましょう。
また、新幹線回数券は、2024年12月22日で販売が終了します。もし新幹線回数券で現金化を行う場合は機関にも注意してください。回数券自体は、2025年3月31日まで利用可能です。
信販系ギフト券
信販系ギフト券のクレジットカード現金化は、JCBギフトカードとVISAギフトカードの2種類を利用します。JCBギフトカードは、JCBブランドのクレジットカードでしか購入できません。VISAギフトカードはVISAかMaster Cardであればクレジットカードで購入できます。
次に大手金券ショップに持っていけば、90%以上の価格で買取してもらえます。この方法は、近くに高換金率の金券ショップがある場合に有効です。
ちなみにJCBギフトカードは注文完了から2営業日に発送で、VISAギフトカードは注文後2週間で発送が行われます。
クレジットカード現金化においては、スピードだけが唯一の懸念点となります。
電子ギフトカード
Amazonギフトカードやクオカードのクレジットカード現金化は、それぞれの商品をクレジットカードで購入して、ネットの買取店で買取してもらいます。
Amazonギフトカードは、Amazonの公式サイトでEメールタイプを購入すれば、即購入即換金が実現できます。最短30分で現金を受けとれますし、初回で換金率85%以上の買取業者もあります。
クオカードを、クレジットカードで購入する方法は以下の通りです。
- クオカードオンラインストアで購入
- JCBクオカードをJCBカードで購入
- セブンイレブンでクレジットカードでチャージしたnanacoで購入
クオカードオンラインストアで毎月1回税込み50万円まで購入可能です。全国6万店舗以上で使えるクオカードの換金率は90%を超えることが多くなります。
電子マネー
クレジットカードを使用して電子マネーにチャージし、商品を購入した後に返品する方法もあります。
SuicaやPASMO、WAON、nanacoなどの電子マネーでは、システムが返金処理に対応していない場合があります。そのため、現金での返金が一般的です。
nanacoの場合、5万円までチャージできますが、SuicaやPASMOなどの交通系では2万円までしかチャージできません。
しかし、この手法の換金率は100%になるため、数万円の現金が必要な場合は、検討してみてください。
切手
切手は、キャッシュレス決済を導入している郵便局であれば、クレジットカードで購入が行えます。
キャッシュレス決済を導入している郵便局は「郵便局・ATMを探す」のページで「利用条件からさがす」で「キャッシュレス」にチェックすることで検索が行えます。
クレジットカードでは、一回に10万円を上限に購入できます。
クレジットカードで購入した切手は、金券ショップは切手専門買取店などで売却しましょう。
旅行券
JTB旅行券を利用するクレジットカード現金化は、店舗やオンラインで購入したものを金券ショップで買取してもらいます。
JTBトラベルギフトは、クレジットカード購入は10万円が上限です。他のギフト券である「NICE TRIP」や「NICE GIFT」はクレジットカードでの購入が行えません。
JTBトラベルギフトは金券ショップで90%以上の換金率になります。非常におすすめな方法なのでぜひお試ししてみてください。
ブランド品・時計
ブランド品でクレジットカード現金化を行うには、人気商品を選ぶ必要があります。
高換金率なものは以下の通りです。
- ルイヴィトン
- エルメス
- ロレックス
期間限定やコラボなどの商品よりは定番のものを狙うのがおすすめです。
買取店によっては買い叩かれてしまい、換金率が低くなるので、市場に出回る価格をチェックしておくことも重要です。
正直、商品を選ぶのが難しいため、あまりおすすめできない方法です。
金・貴金属
金は、延べ棒やインゴットの状態になっている地金状態では、クレジットカードでの購入が行えません。
しかし、ネックレスやジュエリー状態であればクレジットカードで購入ができます。ただし商品は金としての価値が出やすいものである必要があるのです。
具体的には以下のような商品がおすすめです。
- インゴットペンダント
- 喜平ネックレス
- 金貨
買取はRE:TANAKAやゴールドプラザなどがおすすめです。換金率は平均で75%から80%ほどになるでしょう。
ゲーム機・ゲームソフト
ゲーム機やゲームソフトの現金化は、クレジットカードで気軽に購入ができるため、少額の現金化に向いています。
ただし、需要が高まるタイミングが良くなければ、高換金率を狙えません。運良く需要が高い時期であれば、定価以上の値段で販売することができるので、情報収集が必要になります。
転売目的で定額以上の金額で売りたいのでないのであれば、現金化するのにはそこまでおすすめできない商品です。
家電
家電でのクレジットカード現金化は商品選びが重要です。
換金率の高い商品は以下の通りです。
- iPhone
- デジタルカメラ
などです。
しかもこれらの商品はクレジットカードで購入しても、カード会社に怪しまれることも少ないです。iPhoneの場合は、最新機種であれば換金率が90%を超えます。デジタルカメラは、コンパクトなモデルが人気になるため、数万円の現金化しか狙えません。
家電でのクレジットカード現金化を行うなら、iPhone一択だと思います。
飲食店での支払いの立て替え
複数人で行った飲食店での支払いをクレジットカードで立て替えさせてもらうのも現金化としてはおすすめです。友人などから現金を受け取ることで、自分の飲食代以外の金額を現金化することができます。
ただし、飲食店に行く機会が必要なのと、必ずしも自分がクレジットカードで支払いを立て替えられるとは限りません。
クレジットカード現金化を行いたいタイミングで友人と飲食店などに行く場合は、ぜひ試してみてください。
自分でクレジットカード現金化を行うメリット
改めて自分でクレジットカード現金化を行うメリットをまとめました。
- 家族にばれる確率が低くなる
- 商品選び次第では換金率が高くなる
- 詐欺などに巻き込まれにくい
それぞれ解説します。
家族にばれる確率が低くなる
自分でクレジットカード現金化を行う場合、店舗に購入しに行ったり、郵送されてきても自分で配達時間などを調整したりすれば家族にばれる確率が低くなります。
クレジットカード現金化業者の中には、決められた商品を購入した特典のキャッシュバックとして現金を振り込む業者があります。
その場合、現金化目的で購入した商品が届くため、どうしても家族に「なぜ購入したのか?」問い詰められてばれてしまう確率が高くなります。
自分でクレジットカード現金化を行えば、そのような状況を防ぎやすくなります。
商品選び次第では換金率が高くなる
自分でクレジットカード現金化を行えば、各種手数料を現金化業者にとられることがないため、換金率が高くなります。
しかし、換金率の低い商品を購入してしまうと高換金率は望めません。
先ほど紹介した商品のおすすめは以下の通りです。
- JCBギフト券
- JTBトラベルギフト
- Amazonギフトカード
- iPhone
商品選びさえ間違えなければ換金率は現金化業者より高くなるので、高換金率を目指すなら自分でクレジットカード現金化をチャレンジしてみてもいいかも知れません。
詐欺などに巻き込まれにくい
自分でクレジットカード現金化を行う場合、悪徳業者にあたる可能性もないため、詐欺などに巻き込まれにくくなります。悪徳業者が直接詐欺をしてくるわけではなく、個人情報を流出させて詐欺に巻き込まれてしまうことがあるようです。
ただし自分で現金化を行う際は、買取業者に買い叩かれてしまう可能性はあるため、相場を確認してから買取してもらうようにしてください。
自分でクレジットカード現金化を行う注意点
自分でクレジットカードの現金化を行う上での注意点は以下の通りです。
- カード会社にばれるとカードが利用停止される
- 安易に行うと換金率が低くなる
- 商品選びと売却に時間がかかる
それぞれ解説します。
カード会社にばれるとカードが利用停止される
クレジットカード現金化の最大のリスクは、カードの利用停止と強制解約です。クレジットカード現金化は違法ではありませんが、カード会社の規約違反となります。
カード会社の不正検知システムにひっかかるとカードにセキュリティロックがかかり、カード会社から不正利用確認の電話がかかってきます。
その時に現金化目的でないと認定されなければいけません。現金化目的だと認定されてしまうと最悪強制解約されてしまいます。
それらのリスクが高いため、クレジットカード現金化はそのようなリスクが少ない業者の利用がおすすめとなっています。
安易に行うと換金率が低くなる
自分でクレジットカード現金化を行うと換金率が低くなることがあります。これは安易に商品を購入したり、買取したりすることで起きます。
自分で現金化を行うことでどうしても手間や時間がかかります。ここで面倒くさがってしまうと、換金率の悪い商品を購入して、買取業者に買い叩かれてしまうのです。
自分でクレジットカード現金化を行う際は、よく調べて換金率が低くならないように気をつけてください。
商品選びと売却に時間がかかる
自分でクレジットカード現金化を行うときに、大変なのが高換金率の商品を選ぶことと、買取業者を探すことです。中には買取業者ではなくて、メルカリやYahoo!オークションを利用する方もいると思いますが、どちらにせよ時間がかかります。
もし自分でクレジットカード現金化をやるときにスピードを求める場合は、Amazonギフトカードがおすすめです。
それ以外で考えるのであれば、やはり現金化業者に依頼するのがおすすめです。
現金化業者を利用することも視野にいれよう!
この記事では自分でクレジットカード現金化を行う方法を解説してきました。
お伝えした通り、自分でクレジットカード現金化を行うことで高換金率を狙うことができますが、スピードや安全性には注意が必要です。総合的に考えると、現金化業者を利用する方が安心で、効率的な場合が多いです。
それでも高換金率を狙って自分でクレジットカード現金化を行う場合は十分に注意して、良く調べてから行ってください。
この記事が少しでもクレジットカード現金化を行う上での判断材料となれば幸いです。